紙一重で出会えたら

きっとそれは奇跡のような

Fantasticな偶然で

最高の真実だから


 初めてこの歌詞を耳にしたとき、やまちゃんとちねんくんの出会いそのものではないか…と感じながらも、さすがに厨乙案件だろうと自戒していました。それなのに。忘れもしない10月7日金曜日の横浜アリーナ公演。あんな振付を目の当たりにしてしまったら、もう我慢できませんでした。これ、ふたりのお話じゃん…!?!
 静岡時代にテレビでやまちゃんを見て「いつかこの子と踊りたい」と思っていたちねんくん。その彼が、上京後夢を叶えてやまちゃんと一緒に踊って。更には同じグループのメンバーとしてデビューして、一時は共にふたつのグループを掛け持ちしながら同じ高校にまで通って、誰よりも同じ時間を過ごしてきただなんて。まさしく奇跡のような、Fantasticな偶然。だけどそれは紛れもない真実なんだ……。
 『Fantastic Time』パフォーマンス時、紙一重で出会って向き合い俯いたふたりは、「奇跡のような」と「Fantasticな」の間にあるリズム音に合わせてひとりずつお顔を上げます。一つ目のリズム音でちねんくんが、二つ目のリズム音でやまちゃんが。一拍しかないのかな、ほんの一瞬の間に行われるこの動きは「頭の中のカウントのとり方がまったく同じ」なふたりだからこそ、できるものなのではないかな。これほどまでに尊い二音が存在するだろうかいやしない!!(一息で)
 この一年は、初主演映画が公開されたということもあって、これまでは知り得なかったようなちねんくんの深い思いをたくさん文字で読むことができた印象です。中でも特に胸に響いたのは、“金メダル”。メンバーへ金メダルをあげるなら?という質問に対し、キッパリとやまちゃんのお名前を答えてくれました。しかも、ただ金メダルをあげて終わりではないのです。「忙しい涼介に僕が金メダルをあげることで、少しでも気持ちを楽にしてあげられたらなって思います」。ああ、きっと彼はやまちゃんを支える術を絶妙に理解してくれているのだろうなぁと感じました。単に褒めるだけでは足りない、けれど心配されることなど求めていない。その間をとった絶妙の心配りができる優しさは、泣いているやまちゃんの隣で何も言わず一緒に泣いてくれたあの頃から変わっていないのだろうと思います。
 同じ系統かと尋ねられれば必ずしもYesとは答えられない、ただし決してNoでもないやまちゃんとちねんくんは、似ているようで違うよう、だけどやっぱり似ているのではないかと思っていて。その理由はきっと、ふたりがそれぞれ自分の中に確固としたアイドル像を抱いていて、それを全うしているから。かたちは違えど、どちらも紛れもなく完璧なアイドルで、だからこそわたしはふたりのことが堪らなく大好きです。また、ちねんくんはいつの時代もやまちゃんを尊敬し、やまちゃんあってのHey!Say!JUMPだという意識を念頭に置いているように思います。もしかしたら他の誰よりも強く。そして、あれほどずっとそばにいて、あれほどまでに才能に溢れるちねんくんがその姿勢でいてくれるからこそ、やまちゃんはやまちゃんたり得るのだろうな、とも思います。やまちゃんがちねんくんと同じグループで良かった。ちねんくんがやまちゃんと同じグループで良かった。そんなふたりを好きになることができた私は幸せ者です。
 山田涼介くんと知念侑李くんが出会うことのできた、この最高の真実に感謝の意を示して今年のちねんくんお誕生日ブログは締め括りたいと思います。

 

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